平田勝久 ライブへ行って

2020.02.27

SHIBUYA ACOUSTIC TIME

＠shibuya gee-ge

世間で騒がれているウイルスのせいでここ最近は憂鬱な気持ちがなかなか晴れない。

そしてライブに至っては中止や延期が続々と発表されている。会場も演者も客側もそれぞれがそれぞれの判断で選んでいかなければならない、むずかしいな。

私はこの日ライブを観に行くということを選んだ。これが正しいのか間違っているのかはわからない。

仕事を終えて急いで向かう。渋谷の街はこんな状況でも人が多いなぁ。街中で秋山黄色さんの曲が流れていた。なぜかすごく惹かれて胸がキュッとなりながら歩いた。この喧騒の中でこの歌声にどれだけの人が心動かされているのだろうか。

◎サナダヒデト

座ったと同時くらいのタイミングで始まった。ヒデト様のソロ久しぶり。やはりこの日もヒデト様の宇宙が広がってた。

特徴的なメロディというのかな、ヒデト様節がとても気持ち良い。ナナナのメロディとか。

それになんだかとてもオトナになれる気がする。昔、ヒデト様のバンドライブに行った翌日に会社の先輩に「色っぽいけど何かあった？」と聞かれたことがあったのを思い出した。フェロモン移されてるのかも。笑

最後にparade歌ってくれて！好きな曲。夜の人通りも車通りも少ない交差点で聞くのが私的に最高なシチュエーション。「信号が変わればそこはparade〜」のとこでたまらなく踊りたい気持ちになる！バレリーナみたいな！踊れないけど！笑

「〜の5秒」のところも好き。歌詞に出てくる秒数に異常に惹かれてしまう系芸人。

久しぶりに聞いても色褪せない曲ってすてき。

◎平田勝久

withえんちゃんたろうちゃん

★たゆたう

わーえんちゃんのギター久しぶりー！今年初！やっとだよー！って感激しながら聞いてた。たろうちゃんがサポートでパーカッションも久しぶりだったし嬉しさ何倍も何倍も込み上げた。

歌い出しからグッと引き込まれる。

★性癖

これもまたえんちゃんのギターが嬉しくて！にやにやしてた！しかも席からまるごとえんちゃん見えてガン見したいけど少し恥ずかしい気持ちにも。笑

ねぇもっと続きを〜って気持ちが高まった。もっともっとって、この時間がずっと続いたら良いのにって欲張りな気持ちが出てきてしまう。楽しかった。

★clap hands

まさかのっ！名古屋で演ったと聞いて、いいな聞きたいなと思っていたけど叶わないのだろうなと思ってたから、夢が叶った瞬間、爆発しそうなくらい嬉しかった。ヒデト様がかっこよかったけど負けたくないって言ってて、平田さんのそういうところ！そういう負けたくない気持ちとかを持ち続けている人ってすごくかっこいい。

この編成のアコースティックverでは初めて聞いたから不思議な感じもしたけど、「黙れよお前」で、はい。何も言うことないです。最高。

アウトロのえんちゃんのギターもかなりあがった。

★独り占め

歌う前のMCで今日ここに来た人は勇者だって言ってた。平田さんの歌が聞きたいと思って来てしまった。もちろん身体の健康あってこそだけど、心の健康には大好きな音楽やライブは欠かせない。

この曲のサポート有りverも彩られてこれもまた素敵。たろうちゃんのコーラスが心地よい。ブラジャーの歌って言われてるらしく、たしかに始まりの歌詞で衝撃受けるけど、この曲はそこじゃない。聞いていると胸が熱くて苦しくて、切なくて愛しい気持ちで溢れる。

★人間味

「らしく」いようとすると辛くなってしまうことってたくさんあるけど、ありのままでいられたら、それが「らしさ」になっていって、人間味が深まるのかな。どんな自分も受け入れていける自分になっていきたいな。もっともっと味のある人間になりたい。

★エンドロール

この日に聞けると思わなかった。「いつかは忘れゆくものであっても」のところで切なくなってしまう。忘れたくないと思っていても忘れてしまうこともあれば、こびりついて剥がれないくらいに染み付いてしまうこともある。

この曲を聞くたびにreading noteの活動休止ワンマンライブを思い出す。その時の気持ちも熱も。音楽ってすごいなって思う。

嬉しいアンコール！

★五月の雨

自分のイベントじゃないライブでアンコールはやりたくない的なださい的なポリシーがあると平田さん。しかし、この日はこんな状況だからとポリシーは関係ないと歌ってくれた。嬉しい。

えんちゃんのしっとりとした雨のようなギターも、たろうちゃんの温かなコーラスや雨粒が光っているようなウィンドチャイムの音色も、心にじんわりと染み込んできた。力強くて優しい平田さんの歌声が際立ってグッときた。当たり前じゃないこの時が幸せだと思った。

元通りの日々に早く戻れますように。

しばらく平田さんのライブないけど、新しくできる曲たちもtk2tkとしての活動もとてもとても楽しみ。楽しみが待っているだけで日々がんばれる。