tk2tk「なんでもない」を聴いて
2020.07.29
デジタルリリース
tk2tk(タカツタカ)「なんでもない」
「アイスクリーム」の翌週、二週連続リリースの第二弾！
一体どんな曲なのか、全く聴いたことのない本当に本当の新曲。ドキドキが止まらなかった。
イントロを聴いた瞬間、ん？！となった。あまりにも想像とかけ離れた曲だったから。まさか平田さんがこんな感じの可愛い曲を作るだなんて。衝撃。多分だけどえんちゃんのポジティブさがすごく色濃く出てる気がする。こういう化学反応？的なものが感じられるとすごくワクワクする。間奏部分のえんちゃんのギター部分なんて最強にハッピーな音に感じる。ライブで聴いたら絶対ニヤニヤ止まらないだろうな。
ピアノのメロディもとても可愛いし心軽やかになる。とてもキャッチーなメロディ。誰にでもすんなり溶け込んでいくような曲かなと思う。
ここ最近、ずっと平田さんの歌声が自分の中で大ヒット中なんだけど、この曲の平田さんが最高すぎる。爽やかで明るい曲だけど、この声で歌われると少し心がざらっとする。だから聴き流せないというか、聴き入ってしまうというか、歌詞がちゃんと入ってくる。
「何気なく流れてく日々に幸せはほら紛れ込んでいて」って歌詞にも通ずるところがあるなと。この曲も何気なく流れていても全然気にならないし自然に感じるけど、聴き流してしまうのはもったいない。じっくり聴いてみるととてもあたたかい気持ちになる。
歌詞の中にいろいろな「なんでもない」ことが綴られていて、それをひとつひとつ想像したりそんな場面に出会ったりすると、なんだかとても幸せを感じられるようになった。そういうちょっとした幸せを見つけられるようになった。それはこの曲と出会えたからなんだと思うと、「あのねそれはねいつも君が教えてくれてたんだ見つけてくれてたんだ」の歌詞がまるまる私からtk2tkに向けての言葉にもなる。
もっとたくさんの人がこの曲を聴いて私と同じような気持ちになれたら、とてもあたたかい世の中になるのにな。
もう本当に全部の歌詞がすごく良い。聴けば聴くほど、どの一節、どの一言も取りこぼしたくないくらいに素敵な言葉。それこそゴミ箱に間違って入れてしまったとしても探し出したいなと思える言葉。
最近は先の見えない不安で情緒不安定になることもあるし、代わり映えのない毎日のように思えるけど、そんななんでもないように思える日々も愛おしく思えるような一曲。聴いているとふふっと笑みが溢れる。リリースしてから数週間経ってどんどん愛着が湧いてこれからもっともっと自分の中で大切な特別な曲になることでしょう。
MVも淡い色合いがとても可愛い。曲とぴったりな世界観。
