音と私

忘れないように。語彙力皆無。

ビアンコネロ ラストライブを観て

2022.12.10

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こんな日がくるなんて思ってもいなかった。ずっとずっと変わらずに居てくれる存在だと思ってた。解散の発表があってから、この日まで信じられない気持ちも強くて。やめるのをやめてくれないかなって何度も何度も思った。

 

本当はちゃんとセトリとか覚えたかったし、順番はバラバラでも歌ってくれた曲について、話してくれた言葉について細かく残しておきたいのに、頭の中に散乱しているので今の気持ちだけ、強い部分だけ、記すことにする。だんだん時が経つとどんなに忘れたくないことでも薄れていってしまうし忘れてしまうことがある。それは仕方ないことだけど、だから備忘録として残しておきたいのに…。でもなんとなくこの日のことは忘れられないというか身体にしっかり染み付いている気がするから、もうそれだけでいいんだ。ちょっとずつ思い返しては書き足していく可能性はあるかもね。

 

ギュウギュウのライブハウス。久しぶりだ、この感じ。稲ぴょん側の4列目くらいで隙間からチラチラステージが見える感じ。感染対策はしつつも、少しだけ政府のガイドラインが緩くなったことで、一緒に歌うことも出来た。ぱんぱらぱん〜♪嬉しかったな〜幸せだったな〜

 

 

3人ともめちゃくちゃ声出てて演奏にも気持ちや気合いが入りまくってる感じはしたけど、だけど最後とは思えないくらい雰囲気はいつものビアンコのライブそのもので。楽しそうに演奏する3人の姿を観て、あ〜これだよ、これ、いいんだよな〜って胸があったかくなって。スーパーサポートの田中さんもにこにこしてて思わずこちらもにやにやしちゃって。ドキドキしてワクワクして幸せな気持ちで満たされて溢れた。

 

途中で土屋礼央さんがゲストとして来てくれて3曲ほど一緒に歌ってくれた。ちょうど礼央さんとライブ回ってる時、ライブ行けてない時期だったからこんなに楽しい空間だったのか!とあの時に戻って行ってみたくもなった。礼央さんが「解散とか休止はビジネスだから」って「いつでも戻ってきていいんだよ」みたいなこと言ってくれて、こちら側の気持ち、直接なかなか言えない気持ち、全部言ってくれてすごく嬉しかったしスッキリした!!!こう言ってくれる人が近くに仲間としていてくれるの素敵。礼央さんのこと、れお兄と呼びたい。笑

 

最後のほうのMCで1人ずつお話してくれる時間があった。

田中さんは、たかしにずっと憧れてたんだって。ビアンコにも入りたかったんだって。一緒に組んでた稲ぴょんに解散を告げられてすぐビアンコに入られてしまうなんて、その時の田中さんの心境を考えるとたまらない。だけど、稲ぴょんがビアンコで楽しそうにしている姿を見て素直に良かったと思える純粋な心が素敵すぎると思った。本当に音楽が好きなんだな〜と思った。それが歌声や雰囲気に現れてるよね。だから、私は田中さんがすごく魅力的に思えるんだろう。ただ、泣きそうなのを止める為に暴露した「浮気したことあります」で一気に今までの気持ちを返せー!!!ってなった。笑

 

稲ぴょんは、もう話始める前の表情からしてすぐそこまで込み上げてきてるものがあるのがわかって、それを抑えながら一生懸命伝えてくれる姿に胸を打たれた。稲ぴょんがあんなに声震わせて話してる姿や感情が漏れすぎちゃってるところは見たことがなかったから、いかにビアンコネロという存在が稲ぴょんの中で大きいものなのか、改めて私も実感して涙が止まらなかった。普段喜怒哀楽がほぼない、ビアンコネロにいる自分が好き、って言ってて、それを素直に言葉にできる稲ぴょんが素敵すぎる。優しさがいっぱい詰まってる稲ぴょんの歌声も笑顔も大好き。耳から心まで優しくすーっと入ってくる歌声が本当に好き。歌詞のひとつひとつが聞き取りやすくて、取りこぼさないように必死にならなくてもいいように丁寧に歌う人ってなかなか出会えない。

 

けんぢは、初めて観た時の衝撃からずーっと変わらずに刺激的すぎる。アイドルやってる時とか、本当にキモイし涙出るくらい笑わせてくれて、何か辛いことあってもその瞬間は忘れちゃってて思いっきり心の底から笑えるの。くだらないの最上級はこんなにも人をハッピーにさせるのか。何年も同じこと(アイドル)をやってても毎回おもしろくて飽きることがなくてみんなが待ち侘びてしまってる。それってすごいことだよね。漏れ出る「疲れた」も全力でパフォーマンスしてくれたんだな、と。一曲にそんなに全力注げる人もなかなかいないよ。そのパワーに何度も何度も元気をもらってる。それでいてカホン叩いてる時とかはかっこいいの。コーラスの声はとても綺麗で人間味に溢れてて優しいの。ずるい。そんなの大好きになっちゃうに決まってる。ビアンコネロのことを大家族の20年間のドキュメンタリーを見てもらったようなもの、的なことを言ってて本当にそのとおりだと思った。

 

たかしは、ずっとずっとお兄さんでビアンコネロを引っ張ってきてくれて、本当に広い深い愛のある人だなって思う。いつでもお兄さんで居なきゃいけないのってしんどい時もたくさんあったと思う。たかしが声を殺して泣いていることがあった、全部背負わせてしまってる、ってけんぢが言ってたけど、本当に計り知れないほどだと思う。だけど、稲ぴょんとけんぢと一緒だからこそ、乗り越えられてきたことだらけだと思う。そうじゃなきゃ20年も続けられないよ。メンバーのことが誰よりも大好きで誰よりも愛してるのが伝わってきて、もう、たかし!ってなった。独特なセンスがあって、大人で、かっこよくて、だけどふざけてて、誰よりも遊びゴコロ満載なたかしが大好き。何度悶えてきたか。ずっと憧れの男性。ずっと憧れの人間。こういう人に私もなりたい。

 

アンコールで、サプライズ企画のフォトアートを見た3人がグッときて涙を流している姿にまた泣いてしまった。そんなに素直に喜べる3人がとても素敵だ。その時に3人とも会場をゆっくり見回してくれて、ひとりひとりと目を合わせてくれた感じがした。勘違いかもしれないけど、気付いてくれたような気がして嬉しすぎた。向けてくれる目線が愛に溢れて優しくて、また涙腺爆発した。あんな視線を向けてくれるアーティストっているか!?アーティスト対客っていう枠を超えて、人対人で関わってくれてるんだな〜ってことを改めて実感した。それと同時に私たちと同じように、ビアンコを好きなみんなそれぞれにビアンコとの特別な思い出があるんだろうな〜って思ったら、またぐわって込み上げてきちゃったよ。人生、、、

 

最初に、ずっと居てくれる存在だと思ってた、と書いたけど、いやいや、ずっと居てくれるじゃん!心の中に!って思った。解散してビアンコネロというカタチが現在進行形ではなくなってしまったけど、もう私の人生の一部だから、切り離せないし、今の私を作ってる大きな存在なんだから。

 

こんなにも出会ってからずーっと同じ熱量で大好きだと言えるバンドは他にいない。なかなかライブへ行けなくなった時があっても、変わらずに温かく迎えてくれた。出会ってから今まで、"知らない"ビアンコネロはいなかった。いつでも"知ってる"ビアンコネロだった。もちろんいろんな出会いがあって刺激を受けて変わった部分はあるんだろうけど、どんな時に行っても疎外感がなく、誰もが自然とライブに溶け込めるような空気を作ってくれてた。

 

だから、きっとこの先もずっとずっとずっと大好きなんだと思う。今までビアンコから貰ったたくさんの愛情で、もうちょっと自分のことも愛してあげたいと思ったし、接する人のことを愛していきたいと思った。

 

もしかしたらまた何気ないタイミングで会えるかもしれないなんて思っちゃうから、それまでお互い元気でやってようぜ!って思う。ビアンコネロのような大人がいるんだってことを知れたこと、出逢えたことが何よりも嬉しいし、これからも一生心の支えとなっていくでしょう。

 

いつもは大きな愛で抱きしめてくれてるビアンコネロをこの日ばかりはこちらから思いっきり抱きしめたくなるような、とても愛おしい空間だった。

 

ライブ後に直接感謝の言葉を伝えられる時間がなかったのは少しだけ残念だったけど、スタッフさんに託した手紙が届いてるといいな。

 

この日は実家から渋谷へ行ってライブ見て赤羽で泊まって朝まで語り明かして実家へ帰って〜というかつてよくライブへ行っていた学生の頃のような日だった。懐かしくて楽しくて。だから自分の家に帰った途端、めちゃくちゃ寂しくなってしまって崩れ落ちるように号泣してしまった。でもなんだかこうやって大切な思い出を増やして積み重ねて人生を重ねていくんだろうなと思った。

 

たかし 稲ぴょん けんぢ

大好き!!!ありがとう!!!

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